今週の株式市場概況
今週の株式相場は、火曜日にTOPIXが63ポイント(-4.4%)大暴落するも、週末にかけて大きく持ち直し、TOPIXの週間騰落率はほぼ変わらずで終えました。
ちなみに火曜日の暴落については、スイスの資源大手グレンコアの株価が破綻リスク懸念により一日で約30%近く暴落したことが世界的な株安の引き金となりました。
このグレンコアという会社は、9月初めからの一ヶ月で140億ドルあまりの時価総額が吹き飛んだことになり、日本も含め世界中の資源関連株に懸念が広がっています。
新規買い銘柄
インフォコム(4348) 400株(978円)
インフォコムはシステム開発や電子書籍等を展開している会社です。特に電子書籍に関しては、国内首位級で会員数500万人の「めちゃコミック」が近年急成長しています。
前々から狙っていた銘柄ですが、9月30日に特別損失による今期の業績予想の下方修正で大きく値を下げたところで少し買ってみました。
特別損失の金額は今期の予想純利益に匹敵する金額ですが、よくよく中身を見ると今期の営業利益や配当予想については上方修正していることから、今回の業績予想の修正はむしろプラス材料ではないかと考えています。
買い増し銘柄
住友商事(8053) 500株→700株(@1081円)
三菱商事(8058) 100株→200株(@1898円)
伊藤忠商事(8001) 500株→700株(@919円)
資源関連株が暴落した火曜日にあえて逆張りで商社株を買い増してみました。
(伊藤忠商事は前に1619円で利益確定した分の買い戻しになります。)
大手商社株については、インフレや通貨安の局面にも強く、配当を含めれば長期的にはTOPIXを大きくアウトパフォーム出来るのではないかと考えています。
ただし、商品(コモディティ)価格の低迷については今後も長期化しそうな感じなので、時間軸を長めに少しづつ買い増ししたいと考えています。
売却銘柄
日経ベア上場投信(1580) 70株→0株(@6364円)
火曜日に日経平均が大きく暴落したところで利益確定するべきか迷いましたが、日経平均がこれまでの安値を突き抜け大陰線での引けとなったので翌日まで持ち越し。
しかし、翌水曜日に日経平均が大きく戻した為、6810円で70株を利益確定しました。
自動車・輸送機ETF(1622) 20株(22010円)
フォルクスワーゲンの排ガス不正問題を材料に短期で買ってみた銘柄です。
火曜に20株を売却して約5000円の損切りとなりました。
あいHD(3076) 240株→200株(@1978円)
2989円で40株を利益確定。単元未満株で保有していた90株はこれで全て売却しました。
現在の株価はやや割高に思えますが、単元株で保有している分はもう少し粘ってみるつもりです。
今週の雑感
今週の売買については、日経ベア投信の売り時を誤り、 自動車・輸送機ETFは損切りした後に大きく上昇するなど、かなりダメダメな一週間でした。
また、一ヶ月ほど前に個人投資家が総弱気になることで中小型株が大型株に置いて行かれる可能性があると書きましたが、これまでのところ外国人投資家が日本株を大きく売り越したことで、外国人持ち株比率の高い大型株の方が弱い展開となっており、この点も少し見誤った感じです。
来週の注目株
10月8日に発表されるピックルスコーポレーション(2925)の中間決算に注目しています。
個人的には野菜価格高騰で中間決算も厳しい数字になると予想していますが、第一四半期決算を見た限りでは売り上げについては非常に好調だったので、来期以降のことを考え、もし大きく落ちる局面があれば前に利益確定した分を買い戻したいと考えています。
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