《今週の株式市場概況》
今週の日本株市場は、世界中の株価指数が軟調だったことや為替が円高に大きく振れたことで大幅下落。TOPIXの週間騰落率は-4.4%となりました。
業種別の動向としては、先週末に発表されたマイナス金利導入が好感され大幅上昇で始まった不動産業・その他金融業等がマイナス金利導入前の水準まで大きく下落。またマイナス金利導入で悪影響を受ける銀行業・保険業も引き続き大幅下落。反面、資源関連株は比較的堅調な展開でした。
TOPIXの週間終値1368.97 先週比-63.10 週間騰落率-4.4%
新規買い&買い増し銘柄
日立製作所(6501) 0株→1000株(@497円)
三菱UFJ(8306) 1200株→1800株(@435円)
三井住友(8316) 300株→400株(@2690円)
短期のリバウンド狙いで買いました。
日立に関しては、業績下方修正と中国経済の失速。また三菱UFJ・三井住友については、マイナス金利拡大による今後の収益悪化などの懸念材料はありますが、直近の下落率や移動平均線からの乖離率を考えると一度は大きくリバウンドする局面があるのではないかと予想しています。
もし予想が外れた場合は、今回の買い(買い増し分)はあくまで短期のリバウンド狙いなので、3ヶ月以内にはポジションを解消するつもりです。
売却銘柄
ピックルスコーポレーション(2923) 1800株→1500株(@938円)
確定損益+31937円
第三四半期までの業績進捗率と今冬の大寒波の影響を考えると、どうも今期の会社の業績予想に到達するのは難しいのではないかと思ったので300株を売却しました。
ただ来季については、さすがに今期よりは野菜価格を低く見積りした業績予想になる思うので、本決算の発表前に株価が現在の水準から大きく落ちていたら買い直しを検討したいと考えています。
NTT(9432) 100株→0株(@1869円)
確定損益+332278円
ドコモの好決算で大きく上昇していたので分割後の最後の100株を利益確定。
NTTについては、資産バリュー・高配当株としての投資ですので、さすがに現在のバリュエーションでは保有を継続する気にはなれないです。
菱電商事(8084) 3000株→2000株(@452円)
確定損益+267178
業績予想が大幅に下方修正されたので1000株を売却。残りの2000株については、資産バリュー&高配当株として今後も保有を継続するつもりです。
また個人的な反省点としては、この会社は中国経済の影響を受け易いと分かっていながら去年の夏に付けた1000円という株価に値覚えして売却が遅れてしまったことです。今後は同じ失敗を繰り返さないよう気を付けたい。
インフォコム(4348) 200株→100株(@978円)
確定損益+67027円
ジェイエスエス(6074) 400株→300株(@781円)
確定損益+13728円
富士通ゼネラル(6755) 220株→100株(@1232円)
確定損益+45868円
日本BS放送(9414) 300株→200株(@872円)
確定損益+30608円
ポジション調整のためそれぞれ少しずつ売却しました。
今週の雑感
今週は企業の第三四半期決算ラッシュでしたが、大企業の決算を一通り見てみた印象としては、やはり景気減速の影響なのか予想より悪化している企業が多いと感じました。
また、これは個人的な感想になりますが、会社の業績が予想より少しでも悪ければ更に先の業績悪化を見越して徹底的に叩き売られるという現在の相場環境は2007年からの下落相場のときと非常に似ている気がします。
あの頃も株価下落や景気の減速を何とかしようと世界中で利下げが行われましたが、結局はリーマン・ショックで地獄を見るまで株価は下げ止まりませんでした。
やはり株価というのは最終的には景気や企業業績の実態に即した動きになるわけですから、景気が悪化しているときに金融政策等を材料に株価を押し上げようとしても短期的なリバウンドで終わるだけのような気がします。
来週の投資方針
来週以降も全体相場が大きく下落すれば、オーバーシュートしている大型株をリバウンド狙いで少し買ってみたいと考えています。
ただ、中期的には日本株は下落トレンドになると予想しているので、あまり大きなリスクは取らないように気を付けるつもりです。
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