今週の株式相場は月曜・火曜日は軟調な展開でしたが水曜日に日経平均株価が1347円上昇という歴史的な暴騰となり、その後再び大きく反落するという非常にボラティリティの高い相場展開になりました。
私としては、これまで通り全体相場が大きく落ちたところで中小型の個別株を買っていくつもりでしたが、月曜の時点で中小型株がTOPIXと比べて明らかに弱かったため、火曜日からは方針を少し転換して中小型株を買う代わりに保有している日経ベアETFを売ることにしました。
以下、今週の主な売買履歴です。
(ちなみに、先週は何も売買していないので売買履歴の更新は二週間ぶりになります)
新規買い銘柄
DAC(4281) 800株(@413円)
第一四半期決算で大幅な上方修正を発表するなど業績が好調なわりには株価が過去三年で最安値水準だったので少し買ってみました。
また、SBI証券の貸株サービスで0.5%以上の金利が長期間付いていることも買いの理由のひとつになります。
BS11(9414) 500株(@872円)
私の愛読しているゆうゆーさんのブログで取り上げられたときから注目していた会社です。
これまでの株価は私の投資基準ではやや割高に感じましたが、今の株価水準なら間違いなく割安と判断して新規に投資しました。
また、SBI証券の貸し株サービスで3.0%のプレミアム金利が付いていることも嬉しいおまけですね。
買い増し銘柄
富士通ゼネラル(6755) 170株→270株(@1232円)
第一四半期決算が好調で予想PERが10倍以下になっていたので前に利益確定した分を少し買い直しました。
今期は消防無線の特需が剥落することで営業減益の予想になっていますが、主力のエアコンについては今後も海外での成長が続くのではないかと予想しています。
ノザワ(5237) 480株→700株(@501円)
第一四半期決算が好調で予想PERが約6.5倍と割安だったので少し買い増しました。
建材銘柄は景気の影響を比較的受けやすいのが難点ですが、この会社の商品は非常に競争力が高いので今後も長期的な成長を期待できると判断しての買いです。
第一化成(4235) 270株→500株(@752円)
ノザワと同じく第一四半期決算が好調で予想PERが約6.5倍と割安だったので少し買い増しました。
この会社の主力商品である合成皮革は今後も様々な分野で大きな成長余力を秘めているのではないかと考えています。
ファンコミュニケーションズ(2461) 600株→800株(@849円)
再び大きく落ちてきたので760円で200株を買い増しました。
この銘柄については、2013年に現在の投資金額を上回る利益を一度確定しているので、もし大きな含み損を抱えてしまったとしても精神的ダメージは小さいです。
A&T(6722) 200株→500株(@932円)
中間決算が絶好調で予想PERが約9倍と割安だったので1018円で300株買い増しました。
この会社は参入障壁の高いニッチ市場で確固とした地位を築いている自分好みの銘柄です。
中間期までの進捗率を見る限りでは、通期の業績予想はさらに上方修正される可能性が高いのではないかと予想しています。
売却銘柄
シノブフーズ(2903) 200株→100株(@656円)
今期の第一四半期決算が悪かったため100株損切りしました。
今後も会社から送られてくる事業報告書などには一応目を通しておきたいので残り100株は監視銘柄としてお蔵入りです。
輝山乳業(06863) 15000株→8000株(@1.41HKD)
中国市場の暴落に逆行して上がり続けた株価が買値からちょうど2倍というきりの良いところまで来たので2.84HKDで7000株を利益確定しました。
短期売買銘柄
日経平均ベア上場投信(1580) 150株→50株(@6148円)
50株→150株(@6364円)
火曜日に日経平均が大きく下落したところで個別株を買う代わりに6830円で100株を利益確定。
その後、日経平均が暴騰した水曜日に6460円で100株を買い直しました。
今週の雑感
今週は上下に激しく振れる展開となりましたが、大きく下がったところで買い大きく上がったところで売るという自分のスタイルを貫くことでまずまず上手く対処することが出来たと思います。
ただ、保有している中小型については月曜の終値の時点では完全にTOPIXに置いて行かれる形となり個人投資家のマインドが弱気に傾いているのを改めて実感しました。
これは2006年のライブドアショックのときにも経験したことですが、もし個人投資家のマインドが総弱気の状態になると中小型株はほとんどリバウンドすることなく一方的な右肩下がりが長期間続くこともありえます。
また、これまで多くの投資家が相場の下支えとして意識していたGPIFの買い余力が低下していることから、今後は日本株の動きが他の先進国より弱くなる「デカップリング現象」が起こることも可能性の1つとして考えられます。
私の今後の投資スタンスとしては、しばらくの間は中小型株への投資基準をより厳しくし、全体相場が大きく下落したときは大型株やJPX400のETF、または米国株などの買いも選択肢の一つとして考えています。
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