今月の日本株市場は、月初から株価が急落、その後、25日に短期的なセリクラ局面となり大きくリバウンドしたところで大納会となりました。
月間の株価指数の騰落率は、日経平均が-10.5%、TOPIXが-10.4%、JASDAQ指数が-12.7%、マザーズ指数が-19.7%でした。
■12月の取引&売買理由
【割安株・成長株】
ピックルス(2925) 200株(@1316円)
ホクリヨウ(1384) 300株(@1406→609円)
約24万円の損出し。
この銘柄への投資は大失敗でしたが、業績が不安定な銘柄は株価が急騰したところで買ってはいけないという教訓は、その後に様々な銘柄の投資判断をする際に大いに役立ったので、お金を失った以上に得られた経験の方に価値があったとポジティブに考えています。
ハビックス(3895) 900株(@987→751円)
約21万円の損出し。
フロイント産業(6312) 900株(@900→751円)
約13万円の損出し。
丸東産業(7894) 100株(@2504円)
鈴茂器工(6405) 400株→600株(@1088円)
先月に続き1000円台前半で100株、900円台前半で100株を買い直し。
ハリマ共和物産(7444) 200株(@2384→1415円)
約19万円の損出し。
太陽化学(2902) 700株(@850円)
ジャストシステム(4648) 200株(@840円)
日本管理センター(3276) 300株(@1233→939円)
約9万円の損出し。
シンポ(5903) 300株(@528円)
アトラ(6029) 400株(@709→482円)
約9万円の損出し 。
毎日コムネット(8908) 800株→1500株(@827→551円)
約22万円の損出し。その後、700株を買い増し。
この会社については、TATERUやスルガ銀行の不正な不動産融資発覚により銀行の不動産向け融資が厳格化したという悪材料はあるものの、他の不動産銘柄と比較すると不況耐性は非常に高いと思っているので、25日に10%近く暴落していたところで大きく買い増しました。
ジェイ・エス・ビー(3480) 200株→300株(@4423→3105円)
約26万円の損出し。その後、100株を買い直し。
こちらも毎日コムネットと同じ理由での買い増しですが、毎日コムネットに比べると公募増資を行うリスクが若干高めと思っているので、短期リバウンド狙いで買いました。
ギガプライズ(3830) 300株→500株(@1084円)
500株保有で優待利回りが一番高くなるため、1000円台前半で200株を買い増し。
サンセイランディック(3277) 600株(@898円)
JSS(6074) 400株(@391円)
日本BS放送(9414) 300株(@916円)
G-7ホールディングス(7508) 800株(@1687円)
神戸物産(3088) 300株(@1666円)
日本社宅サービス(8945) 1000株(@429円)
東日本旅客鉄道(9020) 70株(@9985円)
フクダ電子(6960) 70株(@7038円)
エスビー食品(2805) 100株(@3005円)
日本触媒(4114) 0株→60株(@7149円)
この会社の主力製品であるアクリル酸・高吸水性樹脂は、世界景気の動向にあまり影響を受けることなく、今後も紙おむつ向けに順調な需要増加が期待できると予想。また、原材料のナフサ価格急落という短期的なポジティブ材料もあるため、単元未満で60株を新規投資しました。
GMOペパボ(3633) 100株(@3375円)
ウェーブロックHD(7940) 900株(@1298→737円)
約50万円の損出し。
この銘柄については、自分がシクリカル銘柄に投資する際の条件としている『主力製品の市場シェア50%以上&長期的に製品需要の拡大が期待できる』のどちらの条件にも適合していないにも関わらず、相対的にPERが割安という理由で安易に買い増しの判断をしてしまったことは大いに反省すべき点と考えています。
ちなみに現時点での自分のスタンスとしては、この銘柄を長期で保有はしたくないと思っているものの、さすがにこんな安値では売りたくないという、完全にバリュートラップにはまっている状態です。。。
研創(7939) 700株(413円)
クレステック(7812) 600株(@1249円)
NSD(9759) 200株→0株(@2040円)
全体相場の急落により他のSI企業と比べPERが高くなったため、2300円台後半で全株利益確定。
システムディ(3804) 0株→800株(@560円)
前期の決算発表後に株価が暴落していたところで監視銘柄に登録。その後、フィスコのレポート↓を読み購入を決めました。
https://www.systemd.co.jp/common/uploads/2018/07/systemd20180717.pdf
株価暴落の原因となった今期の決算予想については、営業利益の数字が四季報予想を約10%下回る予想となりましたが、ストック型収益が大きく伸びており、今期も二桁の営業増益予想となっていることを考慮すると、それほど悲観するような内容ではなかったと個人的には思っています。
この会社の中長期的な見通しとしては、主力の四事業いずれも順調に伸びていますが、市場の開拓余地が特に大きい公教育ソリューション事業の成長性に一番期待しています。
豆蔵(3756) 300株(@1083円)
エヌアイデイ(2349) 285株(@1112円)
エンカレッジ・テクノロジ(3682) 300株(@1002円)
パイプドHD(3919) 500株(@1105円)
ソフトブレーン(4779) 500株(@435円)
データ・アプリケーション(3848) 100株(@2030円)
日本コンピューター・ダイナミクス(4783) 800株(@1099円)
JBCCホールディングス(9889) 700株→600株(1124円)
全体相場の急落局面で相対的に値下がり率が小さかったため、1600円台後半で100株を利益確定。
ケアネット(2150) 400株→700株(@779円)
全体相場の急落局面で先月売った分を買い直し。
エイジア(2352) 200株(@1258円)
エムケイシステム(3910) 200株(@1126→480円)
約13万円の損出し。
兼松エンジニアリング(6402) 200株(1383円)
日東富士製粉(2003) 400株(短期)→200株 (@5205円)
全体相場の急落局面で株価が堅調だったため、5700円台後半で100株、5400円台後半で100株を利益確定。
アクシーズ(1381) 200株→400株(@2475円)
25日に株価が暴落していたため、2100円台後半で200株を買い増し。
こちらの鶏肉相場表
全国食鳥新聞社|食鳥肉業界専門紙「全国食鳥新聞」発行、「PMN(ポートリー・マーケット・ニュース)」の配信。|荷受相場表
を見る限りでは、10月・11月・12月は鶏肉の販売価格が回復基調となっており、また販売数量は前年を上回って推移していることから、現在の株価は悲観が行き過ぎているのではと予想しました。
仙波糖化工業(2916) 0株→800株(@641円)
景気の影響を受けにくい食品株の中でも高い成長実績を誇っており、製品の競争力もまずまず高く、バリュエーションも割安で、今期の中間業績も好調(営業利益49.2%増)で、優待も魅力的だったため、600円台後半で500株、600円台前半で300株を新規購入。
森永乳業(2264) 100株(@2902円)
佐藤食品工業(2814) 300株(@1609円)
ナブテスコ(6268) 200株 (@2453円)
IMV(7760) 1600株→2500株(@396→294円)
約17万円の損出し。
自分が下値の目処と考えている2016年の安値水準まで下落したため、300円台前半で400株、280円台前半で500株を買い増し。
日東電工(6988) 70株→95株(@6332円)
こちらも自分が下値の目処としている2016年の安値水準まで株価が下落したため、5500円台後半で最後の買い増し。
リヒトラブ(7975) 300株(@2148円)
あいHD(3076) 300株(2216円)
都築電気(8157) 200株(487円)
ノザワ(5237) 1000株(@1270→972円)
約30万円の損出し。
新日本製鐵(5401) 75株(2740円)
瑞光(5401) 35株(4217円)
プロトコーポ(4298) 300株(1452円)
【資産バリュー・配当・優待株】
フマキラー(4998) 100株→300株(@1238円)
先月に続き1100円台前半で100株、1000円台前半で100株を買い増し。
スターゼン(8043) 100株(@3630円)
約13万円の損出し。
パピレス(3641) 100株(@1995円)
KDDI(9433) 100株(@2636円)
テンポスHD(2751) 100株(@1914円)
アサンテ(6073) 100株(@1045円)
オリックス(8591) 100株(@1385円)
第一希元素化学工業(4082) 100株(@746円)
約5万円の損出し。
伊豆シャボテンR(6819) 1000株(@141円)
CASA(7196) 100株(@1148円)
エスライン(9078) 100株(@1142円)
富士精工(6142) 80株→0株(@1295円)
保有銘柄数整理のため、1800円台前半で全株利益確定。
サイボー(3123) 400株→0株(@571円)
三井住友(8316) 200株(@2747円)
三菱UFJ(8316) 1000株(@442円)
伊藤忠商事(8001) 500株(@919円)
住友商事(8053) 500株(@1081円)
三井物産(8031) 300株(@1102円)
三菱商事(8058) 100株(@1898円)
国際帝石(1605) 100株(1308円)
天龍製鋸(5945) 60株→0株(@2604円)
保有銘柄数整理のため、3100円台後半で全株利益確定。
ホンダ(4254) 100株(3854円)
SBIHD(8473) 100株(@4127円)
電業社(6365) 100株(@1801円)
松田産業(7456) 100株(@1279円)
※評価額10万円以下の銘柄については省略。
2018年の確定損益+3619497円
その他の取引としては、
20日に昨年12月に購入した上場JリートETFをキャッシュポジション確保のため全株売却。売却益は約3万円でした。
21日にアメリカ株ETFのVTIを約2000ドル分買い増し。
25日に自分がセリクラ狙いの基準としている、TOPIXが25日移動平均線から10%以上乖離&騰落レシオ60以下という条件の内、25日移動平均線からの乖離率が10%を大きく上回る水準になったため、短期リバウンド目的でTOPIXのETFを購入。そして27日に三分の二を売却。売却益は約15万円でした。
■2018年の総括と来年の投資方針
今年はTOPIXの年間騰落率が-17.8%、中小型株の代表的な指数であるJASDAQ指数の年間騰落率が-22%と非常に厳しい相場環境でした。
私のポートフォリオも、特にシクリカル銘柄が大きく下落したことにより、昨年末と比較すると持ち株の含み益は大きく減少しました。ただ、1月に中小型株指数が最高値水準だったところで、明らかに割高だと感じてキャッシュポジションを過去最高まで高めていたことや、全体相場が崩れだす前に日東富士製粉を超主力株にしていたことでダメージを大きく軽減させることが出来たので、自分としては厳しい相場環境の中でもまずまず上手く立ち回ることの出来た1年だったかなと思っています。
来年の相場見通しについては、現在のところTOPIX・JASDAQ指数のほぼ全期間の移動平均線が下向きとなっており、個人投資家のマインドも大幅に悪化してしまったため、引き続き短期的なセリクラとリバウンドを繰り返しながら底値を探っていく展開になるんじゃないかと見ています。
それを踏まえての2019年の投資スタンスとしては、先々月の記事でも書いたようにJASDAQ・TOPIX指数のほぼ全ての移動平均線(25日・50日・75日・13週・26週・200日)が横ばい以上になるまでは、引き続きJASDAQ・TOPIX指数が25日移動平均線から10%近く乖離した局面を狙って株式のポジションを増やしていくつもりです。そしてリバウンド局面では、TOPIX・JASDAQ指数が下向きの25日・50日・75日移動平均線にタッチしたところで段階的にポジションを少し減らすか、ベアETFを購入するなどしてリスクコントロールしていくことを考えています。
また、自分がセリクラの基準としているTOPIXが25日移動平均線から10%以上乖離&騰落レシオ60以下まで売られる局面があれば、積極的に短期リバウンド狙いの買いを入れていくつもりです。
それから、株式以外の投資商品では、今年は金(ゴールド)への投資が面白いのではないかと密かに思っています。
近年はほぼ横ばい状態が続いている金価格ですが、2007~2009年頃のようなリスクオフの相場展開となった場合は金の一人勝ちになる可能性もあると見ているので、私も上場金ETFの方で買い増しを検討してみるつもりです。
それでは、改めて今年一年お疲れ様でした。
株式市場の方は長期投資家にとっては非常に厳しい状況となってはいますが、優れたビジネスモデルを持っている会社の株価が安くなれば、それだけ将来得られる利益の期待値も大きくなるとポジティブに考えて来年も頑張りましょう!
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