今日の15時に日本農薬(4997)が発表した第3四半期決算は、
売上高が約460億円(前期比0.2%増)、
営業利益が約102億円(7・7%増)、
経常利益が約96.6億円(3%増)、
当期利益が約64.2億円(1.8%増)となりました。
新製品の販売が好調だったことや、ノウハウ技術料収入が増加していることなどポジティブな材料もありましたが、第3四半期の決算を単独で見れば前期比で利益が大きく落ち込んだことになります。
元々この会社は、製品の需要期である第2四半期に利益の大部分を計上しているので、第3四半期単独の決算を分析してもあまり意味はないかもしれませんが、今回発表された決算短信に、主力商品の一つである「フェニックス」の原体販売が大きく落ち込んでいると書かれてあったことは少し気がかりです。
ちなみに、「フェニックス」の原体販売は、第1四半期・中間期の決算短信にも減少していると書かれていたので、これで3四半期連続での減少ということになります。
もし、これまでの成長の原動力でもあった「フェニックス」の売上の減少が今後も続くとすれば、来期は厳しい決算になるかもしれません。
私としては、依然として日本農薬は長期的には有望だと思っていますが、保有株数は少し減らす方向で考えています。
関連記事
日本農薬(4997)を分析してみました。 - マイナーな割安株発掘隊
只今ブログランキングに参加中です。
応援していただければ励みになりますm(_ _)m